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2018/06/11【レスパイトケアの推進】

 現在の介護の流れは、社会保障費の増大を少しでも抑制するために、病院などの医療施設での介護から在宅での介護を勧めるようになっています。

 愛する肉親と自宅で過ごせることは家族にとってこの上ない喜びですが、同じ健康状態の要介護者であっても、物理的な体制などから、一概に在宅での介護を勧めることはできないのが実情です。

 中には、無理をしてでも自宅で介護をしている人がいる一方で、自宅での介護が十分できると思われるにもかかわらず厄介払いをするかのように施設に預ける人もいると聞きます。

 それぞれ個人の家庭の事情があるのでしょうから、どちらが良いとか悪いとは言えませんが、在宅介護を推奨するのであれば、在宅介護をしている人にインセンティブをもっと与えることを考えるべきではないでしょうか。

 福祉関連の「レスパイトケア」という用語があります。

 英語でレスパイト(respite)とは、小休止や息抜きという意味があり、レスパイトケアとは、介護をしている家族などが一時的に介護の負担から離れて心身のリフレッシュを図れるように支援することを言い、在宅介護を推進する上で注目されています。

 しかし、介護者のレスパイトのために、一時的に要介護者を預かる施設の数が十分でないことが問題となっています。

 特に、医療的なケアを必要とする要介護者を受け入れる施設の数は少なく、介護をする家族の要望に必ずしも応えることができないことが多いようです。
 

 レスパイト入院などを受け入れる体制を増やすことはもちろん、多世代同居や近居を税制面から優遇する同党の政策には、介護者の負担を軽減する上でも期待が持てます。