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2017/07/07【先人の教訓から天意を考える姿勢】

 九州北部で発生した豪雨災害で、お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。
 

 今回の災害は、被災地が広範囲にわたるとともに、交通の便が良くない山間地も多いため、被害の全貌は未だに判明していない模様です。
一刻も早い救難と被災者支援がなされることを希望します(※1)。

 一般に災害は、様々な条件が重なることで発生するものですが、今回の豪雨災害は極めて異例との指摘があります。
福岡県内では、9時間に700ミリを超える降水を観測した地点があり、この数字は平年の7月一か月分の雨量の1.5倍以上とのことです。

 また、豪雨災害は線状降水帯と呼ばれる連続した積乱雲によってもたらされることが多いのですが、その発達した線状降水帯が、狭いエリアに9時間以上もかかり続け、専門家も驚いたとのことです(※2)。

 更に、直前に台風3号が九州地方に上陸しましたが、台風プラス梅雨前線は豪雨をもたらす典型的なパターンです。
通常、台風が梅雨前線に接近し豪雨をもたらした後、台風の北上に合わせて梅雨前線も北へ移動し、後には晴れ間が広がるのも典型的なパターンです。
しかし、今回は、台風が接近しても台風一過の晴天とはならずに、梅雨前線はむしろ南下して九州北部に停滞しました。

 異例ずくめの今回の気象は、何らかの天意を感じずにはいられません。
古来より、政治や人心が乱れると天災が起こると伝えられていますが、現在の日本の状況を鑑みると反省すべき点が幾つも思い当ります。
私たちは先人の教訓を見習い天意を謙虚に考える姿勢を持って、今後の災害への対応と対策に備えていくべきではないかと考えます。

※1:7月6日付幸福実現党ニュース「平成29年 九州北部豪雨における被災者支援募金」のお知らせhttps://info.hr-party.jp/2017/5076/
※2:7月6日付朝日新聞http://www.asahi.com/articles/ASK765G6YK76UTIL03G.html?iref=comtop_8_01
【参考】:大川隆法・大川裕太著『政治の意味―日本と世界の論点、その「本質」と「未来」―』幸福の科学出版http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1883