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2017/05/19【国民生活の最後の砦となって活躍する自衛隊】

 陸上自衛隊の連絡偵察機が、過日、北海道の山中に墜落し、乗員の陸上自衛隊員4名の死亡が確認されました。
お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りすると共に、ご遺族に心よりお悔やみを申し上げます。

 事故原因は明らかになっていませんが、一般患者の搬送要請を受け、視界不良の中、函館空港に進入中に事故に遭遇したものと思われます。
 

 自衛隊は国防だけでなく、捜索・救難、災害派遣などでも活躍し、私たちの日常生活における万一の際も、最後の砦となって命懸けで支えてくれています。
 

 自衛隊に反対する立場の方であっても、自衛隊の捜索・救難、災害派遣などでのご活躍は認めており、自衛隊に代わってそうした捜索・救難や災害派遣などに特化した部隊を組織すべきとの声もお聞き致します。
しかし、自衛隊の捜索・救難、災害派遣などでの活躍は、国防の任に就いているから培われた高い技術と高度な機材があってこそのものであり、決して捜索・救難や災害派遣などに特化した部隊を組織しても、自衛隊のような活躍はできないでしょう。
 

 その自衛隊は、現行憲法では、戦力であって戦力ではないという曖昧な位置付けです。
安倍首相が先に示した改憲案でも、戦力の不保持を謳っておきながら戦力である自衛隊を保持するという点で、今の解釈と何らかわりはありません。
 

 憲法第9条は抜本的に改めて、「国民の生命・安全・財産を護るため、陸軍・海軍・空軍よりなる防衛軍を組織する」と明確に謳うことを目指すべきではないでしょうか。