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2016/09/30【再稼動に曖昧な姿勢でいいのでしょうか?】

 新潟県の県知事選が告示され4氏が立候補しました(※)。
新潟県には、世界最大規模の柏崎刈羽原発があり、東京電力は再稼動に向けて準備を進めています。
今後、新潟県知事が原発の再稼動についてどのようなスタンスで臨むかによって、柏崎刈羽原発の再稼動に大きく影響を及ぼします。

 4氏のうち与党が推薦する候補者は、再稼動を容認していると見られていますが、立候補に当たり「原子力規制委員会の結論が出た時は、自治体や県の技術委員会の意見を広く聞くとともに、東京電力にも厳しく主張していく」と述べており、実際は再稼動の必要性を明確に述べている訳ではありません。

 また、共産、社民、生活の3党が推薦する候補者は、再稼動に否定的であると見られていますが、立候補に当たり「福島の事故の徹底的な検証、子どもたちの健康や生活への影響の検証、避難方法といった3つの検証がなされない限り、再稼働の議論は始められない」と前知事の路線を踏襲することを強調しています。
しかし、原発の再稼動に反対する3党が推薦しているものの同候補はあくまでも「議論は始められない」としているだけであり、原発の再稼動に明確な反対を示している訳ではありません。

 なお、民進党は候補者の擁立や推薦を断念しており、野党第一党としての矜持が感じられません。
 

 このように新潟県知事選は、再稼動を進めている与党の候補者も、再稼動に反対のはずの野党の候補者も、再稼動に対して曖昧な姿勢で選挙戦に突入しています。
県知事選の争点は原発の問題だけではないと思いますが、こうした候補者の態度は新潟県民にとっても国民にとっても不幸なことではないでしょうか。

※:9月29日付NHKニュースhttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20160929/k10010710821000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_013