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2016/07/30【少しずつ増えている!?主要3候補以外の候補者の報道】

 東京都知事選のマスコミ報道では、「主要3候補」と言う言葉が半ば公然と使われています。
東京都知事選には21人が立候補していますが、マスコミの見立てでは、「主要3候補」と呼ばれる候補者以外から当選者は出ないので、他の18人は報道する価値が無いと判断しているとも取れます。

 つまり、有権者からすれば、事実上、「主要3候補」以外の候補者はいないも同然と言うことです。

 投票日を迎えていない段階で、マスコミの判断で候補者が絞られるというのは、選挙制民主主義の根幹に関わる問題です。

 こうした中で、幸福実現党の七海ひろこ候補をはじめ、マック赤坂候補、山口敏夫候補、上杉隆候補、中川暢三候補、立花孝志候補の有志6人が、民放のテレビ4局と放送倫理番組向上機構に、報道姿勢を改めるよう求める連名の要求書・請求書を送りました(※1)。

 こうした甲斐があってか、テレビ朝日やフジテレビなど、他の18人の主張や選挙運動を取り上げるようになりました。
今までは、「主要3候補」を取り上げた中で、「この他にもご覧の方々が立候補しています」などと候補者名のみが表示されるだけだったので、一歩前進したと言えます。
29日には、産経新聞が七海候補をWeb版の一面で取り上げるまでになっています(※2)。

 七海候補は、公約の確かさもさることながら、その若さや容姿からネットなどで話題になっていましたが、今までは取り上げるマスコミが少ないため、七海候補の公式ホームページなどから情報を入手するしかありませんでした。

 今回、このように報道するマスコミが増えているということは、公正な選挙に資すると同時に、何よりも有権者の関心に応えることになるのではないでしょうか。

※1:7月27日付The Liberty Web  http://the-liberty.com/article.php?item_id=11717
※2:同29日付産経新聞http://www.sankei.com/politics/news/160729/plt1607290044-n1.html