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2016/06/15【マイナス金利がもたらすもの】

 日本国債の長期金利が、一時過去最低のマイナス0.175%となりました(※)。
政府・日銀としては、マイナス金利とすることで国債購入のための世の中のマネーを、投資に回してもらい日本経済を活性化することが狙いです。

 しかし、昨年10月に初めてマイナス金利になって以降、一部でマネーが投資に回っていることを示す指標が現れているものの、半年以上たった現在でも、成果が目に見えて表れている訳ではありません。

 マイナス金利の導入は、一時的なカンフル剤としての効果を否定するものではなりませんが、このままマイナス金利の状態が長引けば、幸福の科学の大川隆法総裁が、マイナス金利導入直後に指摘していたように、資本主義の精神を傷つけて経済的な過ちを犯すことになります。

 アベノミクスそのものは、安倍政権が行う以前にから幸福実現党が主張していた政策であり、基本的な方向性は正しいと考えますが、幸福実現党がやってはならないと警鐘を鳴らしていた消費増税を行ったために頓挫してしまいました。
その上、マイナス金利を続けているのですから、安倍首相の思惑とは裏腹に、日本経済は危険水域に踏み込もうとしているといえます。

※:6月14日付産経新聞http://www.sankei.com/economy/news/160614/ecn1606140032-n1.html