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2016/03/24【宗教対立を超えるための“神の正義”】

 中韓は、先の大戦について、日本に対して事ある毎に謝罪と反省を求めます。
欧米諸国も、戦勝国としての正当性を裏付けるために、戦前・戦中の日本は悪であったとする立場を崩していません。
 

 実際は、当時の日本にも大義がありました。
石油の禁輸という事実上の経済封鎖を打開するため、欧米列強の植民地支配からアジアを解放するため、などというように日本だけが一方的に悪であったわけではないのです。
 

 それに対して、戦勝国側には一点の曇りもないのでしょうか。
実は、欧米列強は、過去の植民地支配に対して公式な謝罪や補償を行っていません。

 今回、ベルギーで大規模なテロ事件が発生して一般市民に多くの犠牲者が出ており、ヨーロッパだけでなく世界がテロの脅威に震撼しています。
今回のテロ事件も、イスラム過激派が犯行声明を出していますが、こうしたイスラム過激派が台頭してきた根源的な原因の一つに、過去の欧米列強による植民地支配があると言われています。

 欧米列強は、イスラム教など地域の宗教的な事情や背景を無視して、自身に都合のいいように、中東諸国を支配してきた歴史があり、これが宗教や宗派の対立の一因になっているのです。

 もちろん、一般市民を対象としたテロは許されるものではありませんが、欧米諸国も過去の植民地支配や帝国主義を反省する必要があるのではないでしょうか。

 その上で、宗教対立や民族対立を超えるための「神の正義」とは何かということを考えていくべきではないでしょか。

【参考】:大川隆法著『正義の法 -憎しみを超えて、愛を取れ-』幸福の科学出版http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1591