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2016/02/13【改めてアインシュタインの偉大さを知る】

 米国を中心とした研究チームが世界で初めて「重力波」の直接的な観測に成功したとのことです。
重力波とは、質量を持った物体が動くときに周りの空間が歪んで、それが波となって伝わっていく現象のことです。

 重力波の存在は、かのアインシュタインが一般相対性理論の中で提唱していましたが、非常に微小であるため観測が難しく、一般相対性理論の中で提唱された現象のうち、唯一、実測されていなかったものです。
 

 日本の研究グループも、「KAGRA(カグラ)」という研究装置で重力波の観測を試みる計画であり、今回、先を越された形になってしまいましたが、是非、重力波に関する新たな発見を期待したいと思います。
 

 今回の重力波の観測はノーベル賞級の成果と言われていますが、改めてアインシュタインの偉大さを思い知る出来事となったのではないでしょうか。

 科学者はともすると全てを唯物論的に発想し、スピリチュアルなものを受け入れない傾向の人も少なくありませんが、アインシュタインは天才的な科学者でありながら高次なる神の存在を信じていた方でした。
 

 スピリチュアルなものは科学と相反するものではなく、神や霊界といったものの存在を前提にそれらを科学的に解き明かしていくことこそが、科学の発展にも繋がっていくものと考えます。