2月
12

2016/02/12【新潟は国防の重要地域】

 次期参院選に向けて、新潟選挙区から幸福実現党の横井基至(よこいもとゆき)氏が出馬を表明しました(※)。
横井氏は、航空自衛官出身で国防政策の専門家とも言える人物であり、政治家に転身して以来、一貫して国防強化の必要性を訴えています。

 実は、新潟県は先の北朝鮮によるミサイル発射の際、国防上、重要な地域の一つとなりました。
日本には、領空とその周辺を監視するための「レーダーサイト」という航空自衛隊の施設が各地にありますが、その内、遠方の弾道ミサイルの探知に威力を発揮するJ/FPS-5という特別なレーダーは数カ所にしか設置されていません。
その内の一つが、新潟県の佐渡島に設置されています。

 今回の北朝鮮のミサイル発射は、南方への発射ではありましたが、佐渡島のレーダーサイトも監視にあたっていたと思われます。
万一、日本本土に向かってくる弾道ミサイルがあれば、佐渡島のレーダーサイトは首都圏や関西など防空上の要となる施設なのです。

 新潟県というと、大きな基地や軍港が無いため防衛政策上あまり話題になりませんが、過去には北朝鮮による多数の拉致が起きた地であり、また、北朝鮮の貨客船万景峰号が就航していた唯一の地でもあります。
最近では、中国が、使途が不明確な広大な土地を取得していたということでも話題になりました。

 横井氏が訴えるように、新潟県も国防強化の必要性が叫ばれている地域の一つなのです。
新潟県の人々だけではなく全国の人々にも、自衛官としての経歴を持つ横井氏の言葉に是非耳を傾けて頂きたいと思います。

※:2月10日付The Liberty Web http://the-liberty.com/article.php?item_id=10896