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2015/12/14【“南京”登録の真実をマスコミはどう伝えたか】

 中国は、12月13日に南京市内で、いわゆる「南京大虐殺」の追悼式を行いました。
式に出席した中国共産党の幹部は、「南京大虐殺」のものとされる資料が、世界記憶遺産に登録されることになったことについて、「南京大虐殺は世界的な意義と重大な影響力を持つ歴史教科書だ」と述べ、登録の意義を強調したとのことです(※)。

 中国共産党は「南京大虐殺」の犠牲者数が30万人であることを公式見解としていますが、大量虐殺を示す犠牲者の遺骨さえ見つかっていないにもかかわらず、今回の登録で中国共産党の見解に国際的なお墨付きを得たとして、今後、「南京大虐殺」を政治的に最大限利用していくでしょう。

 では、なぜこのような事態に至ったのでしょうか。
マスコミは、ユネスコに対する中国の影響が大きく、日本の意向が反映されなかった旨を伝えていますが、具体的には、「ユネスコの登録審査があいまい」ということと、「日本政府が過去の談話で大虐殺を認めていると見られている」ということの2つであることを、幸福実現党などがユネスコの関係者などから得た情報で明らかになっています。

 しかし、こうした事実はスポーツ紙など一部のマスコミによって伝えられただけで、NHKをはじめ大手新聞はほとんど伝えていません。中国による捏造を阻止し日本の尊厳を取り戻すために必要なニュースが、作為的に伝えられていないのです。

 こうした偏見は、国民のためにも一刻も早く取り除かれなければなりませんし、真実を伝える『ザ・リバティ』や『ザ・ファクト』の存在意義の大きさを改めて認識させられました。

※:12月13日付NHKニュースhttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20151213/k10010339841000.html