11月
20

2015/11/21【日本は“正義”の観点で行動を】

 政府は、南シナ海への自衛隊派遣について、安全保障に与える影響を注視しながら検討するとしています(※)。
先に、米軍の艦艇が、中国が造成を進める人工島の12海里内を航行したことを受けてのことですが、現時点では具体的な計画は無いとのことです。

 野党などからは、自衛隊を派遣すれば軍事的緊張を高めるとして批判の声が上がっていますが、自衛艦による南シナ海の巡視は是非検討すべきと考えます。

 そもそも、南シナ海の大部分が中国の管轄権に属するとする九段線も、人工島が領海の起点となり得るかのような主張も、全て中国独自のものであり国際法からかけ離れています。

 ですから、中国の横暴に釘をさす上で、国際法に則って実際に行動することは重要です。

 もちろん不必要な軍事衝突は避けるべきですが、大切なことは「正義はどこにあるか」という観点です。
正義を忘れたならば、世界は悪や力の強いものが支配する世界に代わってしまいます。

※:11月20日読売新聞http://www.yomiuri.co.jp/politics/20151120-OYT1T50090.html?from=ycont_top_txt