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2015/09/11【防災インフラの構築には国の役割が重要】

 関東地方の記録的な豪雨により、鬼怒川が氾濫するなどして茨城県などで甚大な被害が出ている模様です。
被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。

 現時点では被害の全容は判明していませんが、最も被害が大きいと見られている茨城県常総市の鬼怒川堤防の決壊現場付近では、堤防の機能を強化する改修工事を行う計画があるものの未着工だったとのことです(※)。

 予算や優先順位などの都合があったであろうことは理解できますが、結果的に氾濫を防げなかったことはたいへん残念です。
防災インフラの必要性は、実際に被災した時には強く感じますが、民主党政権時の「コンクリートから人へ」というスローガンに見られるように、日本では未だに「無駄使い」や「癒着」などといったイメージがあるようで、その必要性は十分に理解されていないような気がします。

 しかし、防災インフラの構築は、国民やその財産を守るために、適宜、行っていく必要があります。
特に、今回のように50年に一度、あるいは100年に一度、という規模の災害に対するインフラの構築は、多額の費用を要します。

 ですから、国の役割がたいへん重要です。
道州制など地方分権を推し進めていくと、こうした防災インフラ構築の面においても、効果的な対応ができなくなる恐れがあります。
国防面のみならず、防災面から見ても、日本は強力な中央集権体制を確立しておくことが大切であると考えます。

 鬼怒川は、江戸時代までは、穏やかな流れを意味する「衣川」「絹川」と書かれ、近代に改められたそうです。
鬼が怒ると書く鬼怒川の氾濫に何らかの天意を感じ、その天の声に謙虚に耳を傾けることも必要であると肝に銘じたいと考えます。

※:9月10日付NHKニュースhttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20150910/k10010226811000.html