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2015/06/23【沖縄での尊い犠牲に感謝と哀悼の意を捧げる】

 6月23日は先の大戦での沖縄防衛戦の終結日であり、沖縄では「慰霊の日」とされています。

 沖縄防衛戦では、日本側だけで18万人以上もの方々が犠牲となり、その内、非戦闘員の犠牲者は4万人以上と言われています。
日本国内で唯一大規模な地上戦が行われた沖縄の住民の方々のご苦労は筆舌に尽くしがたいものがあると思いますし、意に反して戦闘に巻き込まれたという思いがあることも理解できます。

 一方で、多くの方々が沖縄を守るために命がけで戦ったという事実もどうか忘れないで頂きたいと思います。
沖縄は本土防衛のための捨て石にされたとの見方がありますが、沖縄防衛戦での軍人の犠牲者9万人以上のうち、県外出身者が6万人以上にも上ることからも当時の日本が本気で沖縄を守ろうとしたことが分かります。

 また、日本軍が意図的に多数の住民を戦闘に巻き込んだかのような見解もありますが、実際は、米軍の上陸を見越した日本軍は、沖縄からの民間人の大規模な疎開を試みています。悲劇として有名になってしまった對馬丸も、沖縄から九州への学童疎開船です。

 更に、水上特攻を行った戦艦「大和」には、弾薬の他に、女性用の生理用品など住民のための物資も積まれていたのです。日本は沖縄を見捨てたわけではないのです。

 結果的に大きな犠牲を伴って沖縄防衛戦は終結しましたが、予想外の激しい日本軍の抵抗に米軍側にも多くの死傷者が出て、その後の日本上陸作戦を見直さざるを得なくなったのです。
米軍の日本本土爆撃では、沖縄防衛戦を遥かに上回る民間人の犠牲者が出ましたが、もしも本土で上陸作戦が行われていたら、更に大きな犠牲者が出たていたことは確実です。

 その意味で、沖縄の尊い犠牲により、日本が守られたと言えるのであり、沖縄での犠牲が無駄だった訳ではありません。
私たちは、英霊に対し感謝と哀悼の意を捧げるとともに、悪意を持って沖縄を勢力下に治めようとする試みに対しては、二度と沖縄を戦場とさせないために、断固として防衛するという意思を示す必要があるのではないでしょうか。