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2015/01/17【地震に負けない原発を】

 1月17日で阪神淡路大震災から20年の節目となりました。
深い悲しみの中から復興した神戸の街を眺めながら、震災直後のあの惨状を思うと、現在の神戸の光景はたいへん感慨深く映ります。

 日本では、地震の防災を考えるにあたって活断層が注目されます。
しかし、阪神淡路大震災では、学術的にほとんどノーマークだった断層が動き、未曾有の被害をもたらしました。
阪神淡路大震災をきっかけに、全国で活断層の調査が進められており、各地で知られていなかった大きな活断層が存在する可能性が浮上しています(※)。

 地震は、むしろ未知の活断層によって引き起こされたケースがほとんどであり、しかも小規模な断層と言えるものは日本列島のそこかしこに存在しています。
従って、既知の活断層をもとに防災計画を立てるだけであっては、真の意味での危機管理にはなりません。

 すると、原発の再稼動を判断するにあたって、活断層の有無を条件の一つとすることは、現実的ではないとも言えます。
日本が世界一安全な原発の開発を目指す際は、例え断層の直上であっても、重大事故に至らないことを目標とすべきではないでしょうか。

 日本列島は、世界で起こる地震の十分の一が集中していると言われていますが、であればこそ、原発から撤退するのではなく、地震に負けない世界一安全な原発を開発することこそ、技術立国日本の真骨頂であり責務でもあると考えます。

 日本周辺の政治情勢のみならず、世界情勢を踏まえても、今、日本が原発を手放してはなりません。
天変地異が天による人類への警告ととらえるならば、今の日本を鑑みると、今後、どのような災害が待ち受けているか分かりません。
その時、頼りになるのは日本独自の安定電源ではないでしょうか。

※:1月15日付NHKニュースhttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20150115/k10014713351000.html