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2015/01/02【2015年は歴史問題に正面から取り組まなければならない年】

 中国は2015年を抗日戦争勝利から70周年と位置付けて、9月に国家的行事を行うとしています。
中国の習近平主席は、新年の祝辞で改めてこのことに言及し、歴史問題を政治的に利用する姿勢を示しました。

 中国は、教育の場のみならず、国民向けの数多くのテレビ番組などでも日中戦争当時の日本軍を残虐に描写し、日本への敵愾心を植え付けるとともに、中国共産党がその残虐な日本に勝利したとして自らの正当性を植え付けようとしています。
 

 往時のことですから、旧日本軍の行動に全く非が無かった訳ではないと思いますが、南京大虐殺などは事実では無いことが明らかになっていますし、そもそも日中戦争当時に日本軍と主に戦っていたのは中国共産党ではなく中国国民党政権です。
日中戦争終結後に、国共内戦で中国共産党は、国民党を台湾に追い出して政権の座に就いたにすぎません。

 こうした政治的な意図を持った捏造歴史観を見過ごせば、ありもしなかった歴史で日本が中国に服従することにもなりかねませんし、中国国民の間にも日本に対しては何をしてもかまわないということにもなりかねません。

 NHKもこうした空気を察知してか、歴史認識に対する中国の姿勢に対し、「共産党支配の正統性アピール」や「日本に対するけん制」として歴史問題を利用する意図を伺わせると報道するようになっています(※)。
歴史問題を利用する意図があると考える具体的な根拠を説明していませんが、新年にこうした報道をするということは、幸福実現党をはじめとする保守の言論が警鐘を鳴らしてきた内容がようやく浸透してきたといえるのではないでしょうか。

 安倍政権は、今年こそ自虐史観に基づく歴史問題に正面から取り組まなければなりません。

※:2015年1月1日付NHKニュースhttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20150101/k10014378971000.html