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2014/11/15【アジアの自由は幸福実現党が守る】

 ミャンマーで13日に行われた東アジアサミットで、中国の李克強首相は、南シナ海情勢について「総じて安定している」旨を主張しました。
 

 しかし、中国は、今年5月にベトナムの排他的水域内とされる場所で一方的に石油掘削を行い両国の公船同士が衝突するなどして問題となりましたし、現在もフィリピンが領有権を主張する岩礁を一方的に埋め立てて機能を強化する動きを見せています。
これでは誰の目から見ても、中国自身が安定を損ねているということが明らかです。

 これに対しG20に参加している米国のオバマ大統領は、15日にオーストラリアで演説し、「地域の安全秩序は大国の小国に対する威嚇ではなく、国際法などに基づいて確保されなければならない」と中国を牽制しました(※1)。
中間選挙の大敗でレームダック化が懸念されるオバマ大統領ですが、外交に関する弱腰批判を恐れてか、中国に対し最低限の言うべきことを言ったのではないでしょうか。

 一方で、そうした状況にあっても、日本の政治家の多くは親中的な言動が目に付きます。
安倍首相も、中国の習近平主席や李克強首相と今般の外遊で相次いで話し合う機会がありましたが、その際に直接、中国の威圧的な海洋進出に懸念を伝える気概を示してほしかったと思います。
中国に路線変更を求めることなく融和策をとるということは、中国の増長を招く恐れがあり脅威が拡大してしまいます。

 中国を脅威に感じる国々は日本に対して期待を寄せているという現実があります。
そうした期待に応えるべく幸福実現党は、アジアの自由を守る気概を強く持っています(※2)。

 アジアの国々が強圧的な一党独裁国家に隷属させられないように、日本はアジアのリーダー国家として取るべき行動があるのではないでしょうか。
※1:11月15日付読売新聞http://www.yomiuri.co.jp/world/20141115-OYT1T50097.html?from=ycont_top_txt
※2:11月12日付幸福実現党新着ニュース「アジアの自由は 幸福実現党が守る」http://info.hr-party.jp/2014/3552/