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2014/08/20【天意に耳を傾ける謙虚さ】

 広島市で局地的な豪雨による土砂崩れが相次ぎ、40名以上の方が死亡または行方不明となっています。
お亡くなりになられた方には心よりお悔やみ申し上げるとともに、行方不明の方の一刻も早い救出を願っております。
また、被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。

 今年は、真夏だというのに各地で天候不順が続き、先週は京都・兵庫北部、今回は広島と、大規模な災害に繋がっています。
考えてみれば、近年は毎年、異常気象という言葉が聞かれ、日本列島は相次いで天変地異に見舞われているような気がしてなりません。

 全ての自然現象を人間が科学的に解明することで、被害を予知するという科学的進歩も必要な一方で、近年は、「予想外」という言葉がつくような事態も起こっています。
結局、大規模な自然災害には何らかの天意が働いていると謙虚に受け止める姿勢も現代人には必要なのかもしれません。

 また、今回、広島市が大規模な災害に見舞われていると分かった時点で、安倍首相がゴルフをしていたことをもって、安倍首相の初動対応を批判する動きがありますが、そうした動きは明らかに政治的な批判のための批判でしかないのではないでしょうか。

大切なことは、今回の災害の原因究明と防止対策の検討を行うとともに、今こそ、日本古来の考え方に立ち返り、日本各地で相次ぐ水害をから、天意に耳を傾けることではないのでしょうか。