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2014/07/22【究極のエコカーがモータリゼーションを変える?】

 トヨタ自動車が世界先駆けて、燃料電池車(:FCV)を市販すると発表しました。燃料電池車は、搭載した水素を空気中の酸素と化合させることで発電してモーターを駆動させ、後には水しか排出しないため、究極のエコカーとも言われています。

 エコカーの分野では、トヨタ自動車など日本勢がハイブリッドカーで先行していますが、ハイブリッドカーはエンジンと電気モーターの組み合わせでありシステムが比較的複雑であるため、インフラの整った先進国以外ではあまり普及していません。また、ハイブリッドカーは、従来型のガソリン車ではブレーキをかけた際に熱エネルギーとして捨てられていた運動エネルギーを回収するという理にかなったシステムなのですが、ヨーロッパではストップアンドゴーが少ない比較的長距離の都市間移動が多いため、ハイブリッドカーのメリットが生かせずあまり普及していません。

 これに対しヨーロッパ勢を中心に、既存のエンジン技術に磨きをかけガソリンやディーゼルなど小型エンジンに過給機搭載するなどして効率を上げ、販売を伸ばしてきました。

 また、各社が電気自動車を販売していますが、航続距離が短いためあまり普及していません。

 こうした中で、燃料電池車が販売されるわけですが、次世代の自動車産業を牽引する日本のキーテクノロジーとして成長することに期待したいと思います。普及のポイントとして、水素を供給するステーションの拡充などが上げられますが、政府も制度面や資金面で精力的に後押しすることが必要ではないでしょうか。