6月
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2014/06/13 【アジアの自由を守るために】

中国に台湾が飲み込まれることを恐れる学生らによる反対運動で、後退していた中台の関係改善が、中国の当局者が訪台するなどここに来て再び中台融和の動きが出てきました(※1)。
台湾の一部には、「中台の関係改善を図れば、経済を発展させつつ、台湾の政治的な独立を維持できる」との考えがあるのかもしれませんが、中国による台湾の取り込みのショーウィンドウとも言える香港では、民主化を求める人々へ圧力が強まっています。
香港の憲法とも言える基本法には、香港行政長官を普通選挙で選ぶ旨が既定されていますが、2017年の選挙に独自候補の擁立を目指す香港の民主派に対し、実質的に中国政府が選んだ人物しか立候補できないなど、中国政府が圧力を強めています(※2)。
こうした中、幸福実現党の釈量子党首は香港を訪問し、民主派の2人のリーダーと会談しました(※3)。

この訪問で釈党首は、「アジアの自由を守るため今こそ行動を起こす時」と実感したとのことです。

 

香港の例を見るまでもなく、中国当局によるウイグルやチベットなどで続く著しい人権侵害の実態を踏まえれば、中国共産党が関与を強めれば強めるほど、政治的な独立は困難であることが分かります。
台湾の人々も、中国共産党に擦り寄ることが如何に危険か気づいているはずです。

中国による覇権から自由を守るために、私たちは連携すべきではないでしょうか。
※1:6月12日付日本経済新聞http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM1203A_S4A610C1FF2000/
※2:6月11日付同http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM11036_R10C14A6FF2000/
※:6月12日付夕刊フジhttp://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20140612/plt1406121206002-n1.htm