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2011/08/20 【八重山地区で、教科書問題を巡り偏向報道による攻防戦!】

以下、八重山地区の教科書問題を巡り、偏向報道がなされています。まずは、以下の記事を。

【八重山教員「戦争に向かわせる教科書」】2011年8月17日 沖縄タイムスよりhttp://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-08-17_22171/

八重山地区の教科書問題をめぐり、沖教組は16日夜、石垣市内で教職員を対象に緊急学習会を開いた。

八重山支部の上原邦夫支部長らが、従来の歴史記述を「自虐史観」とする「新しい歴史教科書をつくる会」系の中学社会科教科書の問題点を指摘。同会系教科書の採択に危機感を抱き、「歴史の真実を伝える教科書を子どもに与えよう」と呼び掛けた。

参加した教職員からも「誤った価値観を教える」「戦争に導く教科書だ」と不安の声が相次いだ。

引用、以上。

この報道は、「新しい歴史教科書をつくる会」系の言い分は一切取り上げず、左翼系の意見のみを取り上げた偏向報道がなされています。

報道には「『調査員の順位付けを廃止して現場教員の意向を弱めている。両社の教科書を採択させる手法ではないか』と強く批判した」とあります。

八重山地区では、これまで現場日教組の価値観で歴史教科書が順位付けされ、自虐的な偏向教科書が採用される現状がありました。

今回の採択では、そうした順位付けをやめて、国の検定を通った教科書を平等に検証し、健全な採択が行われようという動きがあります。しかし、それに対して、自虐的な偏向教科書に戻そうという動きもあり、お互いに攻防戦をしています。

育鵬社、自由社の歴史教科書は、国の教科書検定を通った歴史教科書であり、学習指導要領に則った公正な内容であり、国際社会でも通用する健全な「国を愛する心」を育むに歴史教科書であるという評価は全くこの報道では取り上げられていません。

そもそも、「歴史教育」と「歴史学」は、区別して考えるという視点を持つ必要があります。「教育」の目的とは何でしょうか?

改正教育基本法第1条には「教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない」とあります。

すなわち、教育とは、立派な人間、自国の国民を育てることです。

その教育の目的を達成する際に、歴史教育を通じて、子供たちに自分の国が良い国であると教える場合と、自分の国が悪い国と教えられる場合と、どちらが立派な国民に育つかということを考えてみる必要があります。

すなわち、歴史を「教育」という観点で考えるとき、立派な人間、日本人、国際人を育成するには、子供たちに素晴らしい歴史、誇りが持てる歴史を教え、自尊心と誇りを高めると共に、国を敬い、大切にする心を育むことが大切になります。

これまで教育界を席巻してきた自虐史観が流れる教科書では、素晴らしい国をつくり、国際社会に貢献したいという発想は生まれてきません。

その意味で、自虐史観教科書からの脱却こそが「教育改革」「日本再建」の第一歩であると言えます。